離婚がきっかけで一戸建て住宅を売る時の注意点は?

 

離婚がきっかけで一戸建て住宅を売る時の注意点は?

 

子供の誕生や入学をきっかけに念願の一戸建てをマイホームとして購入したが、その後離婚することになった、というケースは多くあります。この場合、一戸建ては名義に関わらず夫婦の共有財産とみなされます。売るのであれば、売却代金から住宅ローンや売却にかかった費用を差し引き、残ったお金を半分ずつ分けます。ローンの残高よりも安い金額でしか売れず、債務が残ってしまった場合には、これも夫婦折半で負担することになります。

 

売らないという選択肢もあります。離婚する夫婦が一緒に住み続けることを選ぶことはないでしょう。どちらかが残ることになります。日本では、妻が住み続けることが多いです。その理由は、妻が子供を引き取るケースが大半だからです。妻が出て行くとなると、子供が転校しなければならなくなります。親の都合で離婚するのに子供たちに迷惑をかけられないということで、親権を持つ妻が住み続けるという選択です。

 

ローンが残っていれば、本来なら住み続ける妻が払うべきですが、養育費代わりに夫が払い続けるというケースもよくあります。しかし夫には夫の生活がありますから、何十年と払い続ける保証はありません。万一夫が支払いを滞らすことになれば、いよいよ妻と子供は家を失うことになります。このように不安定な状態が何十年も続くのであれば、いっそ売ってしまったほうがすっきりします。離婚するなら妻も自立しなければなりません。夫に養育費をもらうにしても、自らも働き、相応な住まいを見つけるのがよろしいでしょう。

 

離婚が決まり、一戸建てを売ることになったとしても、配偶者に無断で売ることはできません。後々大きなトラブルに発展しますので注意が必要です。例えば出て行った夫名義の家を妻が勝手に売ろうと思っても、名義が異なりますので売ることはできません。共有名義であっても、売れるのは自身の持分だけです。一戸建ての一部の所有権のみを買う人は通常いませんので、実質売れないということです。

 

まずは夫婦で話し合い、売ることについて合意することが先決です。